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場の、今を見、古に学び、先を考えます、申します

忘れてなくてもくる災害―複合した場合002―

 1995年の阪神・淡路大震災が発生したのは、1月17日の午前5時46分でした。忘れることができません。夜明け前の真っ暗なときでした。

 よく言われるのが発生時刻です。新幹線や高速道路も落下したのですから、これらが稼働中の時間帯に発生していたら、死傷者は到底6000人台では済まなかったと思います。季節という点では、1月半ばということで、真冬の寒さに当初大変な思いをした人が多かったと思います。ただ、布団さえなんとかなれば、屋外で焚き火をすれば暖をとれます。

 

 その当時、私が住んで生活をしていたのは被害がほとんどなかった大阪北摂でしたので、阪神間や淡路島のみなさんの大変だった状況はわからないところですが、それでも、この震災が、もし梅雨時だったら、真夏だったら、エアコンも使えないし、大変やったろうなあと、研究室の先輩と話していたことを覚えています。熊本の地震後は、熱帯夜を車中で過ごす人が多かったことが報道されていました。ずっと車中にいて、エコノミークラス症候群が心配される高齢者も出現していました。関西での報道は減りましたが、熊本の復興は進んでいるのでしょうか。