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場の、今を見、古に学び、先を考えます、申します

飽きない、商い ―街の散歩001―

 商いは飽きないに通ずとは、大学を卒業したあとに、短い期間、営業職をしていたときに、研修で習った言葉だった記憶があります。

 

 非常事態宣言にともなう休業要請期間中、もっとも困っていたのが、大手書店チェーンの休業でした。同僚の国文学者が悲鳴を上げておられたのですが、その心の叫びはあとで自分自身もひどく感じることとなりました。

 

 休業要請対応終了2日目、授業用に不足している書物を買いに、明石の街の大手書店チェーンに赴くと、「密」を避けることに気をつけつつも、目の色を変えたように本を求めている(ように見える)人が、広い店内のそこかしこに見られます。

 太平洋戦争の頃に出兵した人や生徒だった人たちが、ようやく長い戦争が終わって、これからは自由に本を読めると思ったという話を、よく耳にしたり目にしました。気持ちが少しわかりました。

 私の父はそんなことは言わないタイプで、屋内で本を読んでいるなんて想像がつかない、屋外派でした。頭は魚釣りしかなかったのではないかと思います。母は、近眼をひどくさせながら本を読むような人ですから、当時はさぞかしだったと思いますが、国民学校で使っていた初等の国語の教科書に墨塗りをした世代ですので、深刻ではなかったと思います。

 

 さて、この大手書店チェーン、ジュンク堂書店は、専門店チェーン店に分類されます。カテゴリーキラーとも呼ばれます。自動車関連グッズ販売店、大手家電量販店、大手おもちゃ販売店に、こうした店舗が見られます。

 

 この記事ここまで。あとでもう少し突っ込んでみましょう。いまからZOOMプレゼミです!服を着ねば!